誕生ストーリー

園長柴田です。このページではMove’On設立以前〜現在に至るまでの道のりをご紹介します。

初めて犬（ぽち）を飼い、人に咬みつき、そして…１９９０年

初めて犬を飼ったのは小学５年生の１０歳。
中型犬の雑種を近所から譲り受けました。
その犬が１歳をすぎた頃、遊びにきた友人にいきなり噛みつき１０針を縫う大けがをさせました。
また、散歩の引っぱりがとても強く、祖母が散歩している時にひきずり、５針を縫う怪我をさせました。

両親の話し合いの結果、保健所に出す道を選びました。そうしてしまったのは家族全員の責任だったのに・・・

保健所で犬を預かるのは約１週間

１週間経って新しい飼い主がみつからない時は炭酸ガスで殺処分されます。早い時は３日です。

極度の咬み癖を持った犬は新しい飼い主が見つかりにくい現実があります。新しい飼い主が見つかったのか分かりませんが、恐らく殺処分されたのではないかと思います。
それからペットロスにかかり犬をまともに触れるようになるまで１５年かかりました。

そんな事があり

 「しつけが原因で人も犬も不幸になるのは嫌だ」「 犬のしつけで困っている飼い主様を手助けしてあげたい」

と思い動物業界に携わろうと心に決めました。

犬業界に携わろうと思ったきっかけ　２００５年春

写真は２００６年。柴田２７才。

犬の勉強している時、もっと知識と技術を身につけたいと思い、資格を取得した学校で講師をされていたPLAYBOW森山先生の元へ半年程度でしたが、弟子入りしました。
当時はまだドッグトレーナーではなく、アニマルセラピーに携わるつもりでいました。

森山先生は日本で数人しかいない英国のドッグトレーナーであり、犬の保育園のモデルとなるパピーナーサリーやパピーパーティー、クリッカートレーニングを日本に広め、日本のドッグトレーニング業界を牽引する方です。

初めて森山先生のお店を訪れた時、衝撃の現場を目にしました。
それは子犬が噛み付きながら遊んでいたんです！！

先生に聞くと、これが犬の遊び方だとの事。
今では当たり前とされている社会化も、当時はほとんど浸透していませんでしたし、インターネットも普及していませんでしたから、とても不思議な光景で未だに鮮明に覚えています。
また、子犬の頃にいかに社会性を身につけさせるかが大事だと言う事も教えて頂きました。

「犬のしつけは子犬期の社会化で全て決まる」

先生が話してくださった言葉が決め手でした。
こんな素晴らしい施設は日本全国に広めるべきだ！と、一人で興奮、実戦経験はほぼ０の状態で独立を決意。
犬の社会性を育てるドッグトレーナーを目指す事を決めました。
パートナーであるムーヴ（写真右・ゴールデンレトリバー当時３ヶ月）はこの時にお迎えしました。

 ドッグマナースクールMove’On設立　２００６年秋

後輩と二人で設立。

設立当時は店舗がなく、自宅へ出張する出張専門のドッグトレーナーとして活動していました。車を持っていませんでしたので、原付の足下にムーヴを乗せて移動。

初めてPCを購入しHPを作りました。当時のは泣ける程ダサいHPでした…。

ロゴと名刺を作り、動物病院やトリミングサロン、ペットショップなどに営業をかけまくりました。

ところが、どの企業も相手にしてくれず、初年度の売上げは２万円…。

貯金も底をつき、アルバイトをかけもちしての生活を余儀なくされます。

一緒に始めた後輩はこの時一緒にはやっていけないと愛想を尽かされ…。一人になりました。

２００７年春　【犬の保育園】、【パピーパーティー】営業スタート

一人になってからも地道に営業活動を続け、ビジョンが共通する企業が一つ、また一つ現れました。ある企業からテナント出店の話が持ち上がり、初めて【店舗】を持ちました。

内装費がありませんでしたので、自分で壁にペンキを塗り、床材を貼り、脱走防止を施し、ついに【犬の保育園】の開業です！

開業当時にレッスンへ通う生徒様から、犬アレルギーになり飼えなくなったとの事で【ふく：ボーダーコリー　左から２番目】をお迎えしました。当時４ヶ月です。この頃はディスクドッグにはまりました。いつかディスク教室を開く！と決意。

２０１０年春　ECサイト【ムーヴオンストア】開店。トレーナーの雇用開始。

集客から経理まで全て一人でやっていましたが、トレーナー業に専念するため経理を雇い、トレーナーを雇用し、犬の殺処分を０にしたい私の気持ちに共感してくれるスタッフが揃いました。

薄利多売の利益特化のお店ではなく【犬にも飼い主に優しいお店】をコンセプトに、ショッピングサイト【ムーヴオンストア】をOPEN。

２０１２年秋　株式会社MoveOnに法人化！

園長柴田が考える【犬の殺処分を限りなく０にする】に向けてのミッションは

①ドッグトレーナーの社会的認知の向上（しつけの重要性をメディアにとりあげてもらうため）
②ドッグトレーナーの雇用促進（全国各地にトレーナーを配置）
③犬の保育園の普及（子犬の頃から社会化を義務づけ）
④知る限り全ての飼い主に正しい知識と教育を（飼い主に正しい知識がないと意味がない）
⑤企業や行政、ボランティア、犬に携わる専門家との連携（日本全てを巻き込む）

ミッションを叶える為には、法人化している方が動きやすいという事で法人化！

２０１３年秋 　犬の情報サイト【スマイルドッグライフ】運用開始

犬のしつけだけでなく、犬を迎えようとする前から一生を終えるその時までをコーディネイトするため、
その道筋をWebで再現。全てをこれから一つずつ形にしていきます。

２０１４年春　営業所を移転　【トリミング】営業スタート

営業所が手狭になり移転。

トリマーを雇用しトリミングサービスをスタート。
ストレスを最小限にさせるべく、トレーナーサポートによるストレス軽減トリミングが大はまり。

２０１４年春 　代表柴田の殺処分＆飼育放棄０に向けた構想を発表

２０１４年夏　ムーヴオン専用ドッグラン『チャントレラン』運用開始

利用する飼い主様全員がドッグトレーニングをした受講した事があり、ほとんどが社交性のある安全なドッグランを作るべく、知人に声をかけ土地を格安で借りる事に成功。

アジリティ道具も導入し、生徒さんだけが利用出来るようにしました。
貸切で遊べると大好評！

２０１５年春　信頼出来るペットショップやブリーダー、ドッグトレーナーと業務提携　販売前の子犬への訓練開始

販売される前から子犬の訓練をする事、しっかり社会性をみ身につけさせる事、＋飼い主に渡ったあとは無料で近所のプロのドッグトレーナーから実技指導を受けられる画期的な取り組みを開始。

購入された飼い主様からは、手がかからないと大好評！

２０１６年春　子犬の販売業者への社員教育開始

手を咥えているだけでは先に進まないと思い、社員教育を開始。
犬を扱う人全員がドッグトレーナーになればいいと思う毎日です。

２０１６年冬　Move’On創立10周年

創業から10年の月日を経てロゴをリニューアル。
「楽しさNo.1のドッグマナースクール」をスローガンにより一層進化。

２０１６年秋　取締役兼執行役員に数井延匡が就任。

２０１７年秋 　シッターサービス業務提携によりサービス再開。

もっと訓練とホテルに特化するため、シッターサービスは停止し、外注にする事にしました。

２０１８年春　トリミング部門を切り離し、トリミングサロン【LOKAHI】としてOPEN

もっとワンコがくつろげるスペースでトリミングをしたい、もっとスキンケアに力を入れたいというトリマーの想いの元、トリミングサロンをOPENさせました。

ムーヴオンと違い、飼い主様がゆっくりくつろげる空間になれば幸いです。

２０１８年春 　自宅への出張訓練サービス再開

２０１８年夏　会社名でもある初代看板犬ムーヴ逝去

お別れ会で１００組超えの参列者が。代表柴田以上に崩れ落ちるお客様を目の前で見て、ペットロスの在り方と、これからの新しい家族との関わり方の考えがガラリと変わる。

ムーヴがいなければ、今のムーヴオンは１００％存在しなかった。

ムーヴオンの犬に対する考え方、訓練の在り方、社会化の重要性だけでなく、クライアントや業務提携先との橋渡し役、代表柴田と共に会社を盛り上げてきた功績は何よりも大きい。

２０１９年春 　ドッグマナースクールMove’On西船橋店リニューアルOPEN

まだまだMove’Onは進化しますので、よろしくお願いします！　　MoveOn代表：柴田