ドッグスポーツの種類どんなものがあるの?

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ドッグスポーツはどんな種類があるのか?

ディスクを空中でキャッチ!

一般マナーを習得したら、次は[ドッグスポーツ]に挑戦して見てはいかがでしょうか?
一般的にアジリティーやディスクなどが有名ですが、ドッグダンスは可愛さ要素も多く、どのドッグスポーツにも色んな楽しみ方があります。
今回はそんなドッグスポーツについて、種類や魅力をご紹介します。

どんな犬種が向いている?

大会出場に際しては、犬種に規定がある大会はあまりありませんが、各大会で多くの結果を残している犬種はやはり向いているのだと思います。
中には血統書が必要な大会もあるので、事前に大会の応募資格を確認してください。
ジャパンケネルクラブ(JKC)が主催の大会の一部には、同クラブの登録犬でないと受験資格がない競技種目があります。

アジリティー

犬の障害物競争

もっとも知名度が高い競技のひとつが、アジリティーです。競技する姿をテレビや雑誌などで見たことがある方も多いと思います。
簡潔にいうと、アジリティーは犬の障害物競走です。
広い会場のコース上に置かれたハードルやトンネル、シーソーなどを、定められた時間内にクリアしてタイムで順位が決められます。
コースは毎回変わるため、コースを覚える事は当然ながら、走りきる体力や脚力が必要です。

エクストリーム

アジリティーによく似ていますが、飼い主と愛犬の絆をより深めることが目的となっている点が大きな違いです。
アジリティーにはハンドラーとして飼い主以外の人が参加することが可能ですが、エクストリームのハンドラーは飼い主でなくてはなりません。
また、エクストリームに挑戦・参加することで参加者たちのマナーの向上を目指すのはもちろん、まわりの愛犬家へのマナー啓発にもつなげることがもう一つの目的となっています。

タイムを競うというルールはありますが、あくまでも飼い主さんと愛犬が一緒に楽しむことが第一条件で、犬をコントロールすることへの重要度はアジリティーと比較して低くなります。
クラスは2種類あり、体高が40cm以下の犬が参加するミニチュアクラスと、それ以外のオープンクラスに区別されています。

フライングディスク ※フリスビーは商標です

「フライングディスク」と呼ばれる専用の円盤を使った競技です。
遠くに投げられたディスクを犬が走って追いかけキャッチする『ディスタンス』や、音楽に合わせて様々なディスクキャッチを行う『フリースタイル』が主な競技で、団体によって異なるルールが設定されています。


いずれの種目にも共通しているのは、ハンドラーの技術がとても重要で犬の質2割、ハンドラーの腕が8割と言われており、ディスクをいかに安定して投げられるかが競技内容の質を高めるようになってきます。
フライングディスクはハンドラーが一人で練習する時間も自ずと多くなるので、コツコツ練習することが好きな飼い主さんに向いています。

ガンドッグ

広い森の中から遠隔操作で小さなダミーを探し出す

ガンドッグとは、ブッシュと呼ばれる草の中から、ダミーと呼ばれる特定の擬似餌のオモチャを探し出す競技です。日本でも少しずつ競技人口が増えてきました。
ゴールデンレトリバーなどレトリバー種に好まれる傾向にあります。

フライボール

ボタンを押すとボールが出てくる機械を犬が踏んで、ボールを持ち帰って車でのタイムを競う競技です。
ルートには4つのハードルを超える必要もあります。
走るスピードや、ハードルを越える際のロスタイムをどうカットするかが大きなポイントです。

個人戦と4人のリレー形式で行うタイプもあるので、団体で競技を楽しみたい方にもおすすめです。

犬ゾリ

多頭で走る姿は圧巻

オビディエンス(服従訓練)

ヤル気に満ち溢れてる子たちの顔が凛としてます

オビディエンス(obedience)は英語で従順、忠順などの意味を持ち、別名、服従訓練と言います。
競技の内容は、フセやマテ、呼び戻しなど、いわゆるコマンドトレーニングの集合体です。
そのため犬の大きさなどで区別されることはなく、経験値や犬種によって出場できる種目が変わるのが特徴です。

ルールも細かく決められていて、型の再現度だけでなく、指示した状態をキープする時間なども評価の基準になっています。
道具も必要ないため、家の中でやりやすいスポーツの代表格です。

ドッグダンス

音楽に合わせて犬とダンスします。
犬がトレーニングを楽しめるよう考えられた競技とされていますが、ハンドラーとともに行うパフォーマンスで観客も楽しませることができるのは、ドッグダンスの最大の特徴だといえます。

具体的には、決められた主要の動きを取り入れ、組み合わせながら曲に合わせてダンスを作っていきます。
犬種や犬の大きさに制限、ハンディキャップはありません。
選曲や音楽に合わせたダンス作りも楽しめる飼い主さんに向いています。

ノーズワーク

ノーズワークとは、飼い主が隠したおやつを、犬が嗅覚を頼りに探し当てるというもの。
実はスポーツという認識を持たずに、普段の暮らしの中に取り入れている飼い主もいて、ここ近年ではメジャになってきました

犬や飼い主の年齢、体力、視力といった身体的な条件に左右されることなく、楽しむことができるのが最大の魅力なため、シニア犬には特にお薦めです。
競技系のドッグスポーツに比べて身体を動かす量は少ないですが、頭を使うので雨の日などの練習にはもってこいです。
自宅でも行うことができるので、手軽に始められます。

【番外編】レトリーブ(おもちゃの取ってこい

おもちゃの取ってこい遊びは、飼い主がおもちゃを投げて、愛犬に取ってきてもらうというシンプルなものですが、愛犬にとっては運動にもなりますし、コミュニケーションを取ることもできます。自宅で簡単にできるドッグスポーツの一種といえそうです。

「ドッグスポーツを始めたい!」と思ったら?

自宅で簡単にトレーニングを始められるドッグスポーツは沢山あります。
また、競技そのものは広い場所や特別な器具を必要とする競技であっても、自宅での遊びや動きをスポーツに応用できるケースも多いです。

本格的に始めてみたいという場合は、スクールやプロのトレーナーに依頼するという選択肢もあります。
同じ目標を持つ人や犬との出会いはとても刺激になるので、一度覗いてみるのもいいかもしれませんね。

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ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。

2021年2月6日

Posted by 園長柴田