ホームケア3【健康チェック】
園長柴田です。
本日は19頭。内、ランに連れて行ったのが13頭。
走り回るワンコはいつ見ても良いものですね。
カウンセリングは一件。これまで使っていたお店にご不満があると言うのが当店を選んだ1つの理由のようです。
私たちも常に最善の手を打つようにはしていますが、同じようにご不満を持たれている客様もいるだろうなと思いながら、毎日を過ごしています。
最善のお店にするべく、改善の毎日です。
さて今日も引き続きホームケアのお話です。
ホームケアで真っ先に出てくるのは健康チェックだと思います。
皆さんは、健康チェックと言われたら、何を思い浮かべるでしょうか?
ムーヴオンでは、お預かりをした後、また、ホテルで朝を迎えたワンコは、全身の健康チェックから行います。
中には体を全く触らせてくれないワンコもいますので、そういう子は出来る範囲のところだけやるようにしています。
毎日触ってみないとわからない小さな変化があります。
動物病院での月に1度定期検診もいいと思いますが、やはり毎日のスキンシップから得られる情報の方がよほど大きいものだと私たちは考えます。
ちなみにですが、ムーヴオンでお預かりした際にやっている健康チェックは以下の通りです。
- 目
- マズル(口)、口腔内
- 耳
- 皮膚、被毛
- お尻、尻尾
- 四つ脚
- 足先(爪、肉球)
全身を見ますので、結構な頻度で何かしら見つかります。過去には
- 脚に釣り針が刺さっていた
- しこりがあった(良性の時がほとんどだけど、悪性も過去に数回発見)
- 全身のかぶれ
- 皮膚に穴が空いていた
- ノミダニがついていた
なんて事もありました。1番多いのはカサブタでしょうか。
次に湿疹とか皮膚がジュクジュク状態のホットスポット。
痒そうにしてるのを見るのはいつも辛くなります。
私は超アレルギー持ちのMIX犬である【もも】10才半を飼っています。
ドッグフードのロット番号が変わると全身に痒みが出ます。搔きむしり、全身にカサブタが出来るのが日常です。
アレルギー検査をしても、全てを知る事は無理ですので、オヤツをあげる時や、何か知らないものをあげる時は、とてもドキドキします。
シャンプーをすると、全身に痒みが出る事もあります。
外耳炎も持ってますので、耳も搔きむしります。
ステロイド系の薬を使っていますが、年々効きは弱くなってきていて、出来る事なら薬には頼りたくない。
先天性の拡張型心筋症も持ってますので、運動制限があります。
肺水腫も併発していますので、水を飲ませ過ぎると呼吸が苦しくなります。
生後3ヶ月の時、心臓専門の獣医さんから、寿命は3年と言われてきましたが、何とか10年生きました。
それは、小さな変化を見過ごさずに来たものだと思っています。
周りからは色んな批判が出ます。
もっとシャンプーで綺麗にしてあげたらとか、水ぐらい好きに飲ませたらとか…などなど。
でも、【死ぬよりかはマシ】と思い、ももが生きたいと願うラインと、これ以上は無理というラインは、やはり飼い主にしか分からないものです。
ももを飼っているかもしれませんが、ホームケアって軽く考えてる以上に、もっと命を思いやるものだと思うんですよね。
伝わるかなーこの想い。
重く受け止めて欲しい訳じゃないけど、やっぱり後悔はして欲しくない。
愛犬をちゃんと知る事。
これが健康チェックで1番大切なの事なのかなと感じる今日この頃。
今日も愛犬は元気にしてますか??